組織部

2014年度活動報告

1.「拡大三役会議」の開催

 8月31日に善通寺市民会館において「拡大三役会議」を開催、各会から22名が参加。
 今年度初めにしわくハイキングクラブから県連から脱会するとの報告を受けて6月の理事会で議題として取り上げられました。各理事から真剣な意見が出されあらためて県連のあり方が問われました。理事会では、各会が抱えている問題・県連活動のあり方について「各会へのアンケート」調査を集約して「拡大三役会議」に臨みました。
 「県連の会員数は昨年12月325名、現勢313名でしたが、しわくハイキングクラブ(40名)の脱会で300名を割り大幅に減少することになりました。各会としてまた県連としてどうあるべきか率直な意見を出してもらいたい。」(県連阿部会長あいさつ)
 どの会も会員の高齢化が進行し、新入会員・特に若い会員の入会のための取組について多くの会から意見が出されました。会員の少ない会では会の担い手不足が顕著で、財政問題も深刻になってきています。山行や会報を継続することで現状維持しているとの報告は他人ごとではありません。
 なかなか新入会員の入会が進まないなか、会員の要望を引き出す工夫をして会運営を充実させることで新入会員の入会に繋げて行きたい。
登山学校、講習会、市民登山(公開登山)、写真展、公開基礎講座、クリーンハイク等あらゆる機会を通じて新入会員の入会を図つていくとの意見が多くの会から報告されました。
 ただ単に山を楽しむだけでは、山の会も県連も必要ない。自然保護活動や安全登山活動、登山技術の向上等は登山にとつて欠かせない要件です。一定の組織が無ければ出来ません。(あけぼの山の会)県連の各会が協力してそのためにより高みを目指して行くことが望まれます。

2.県連行事や四国ブロック行事の参加

 県連行事(まさか・救急・模擬訓練)の参加者160人台で横ばい、四国ブロック行事の参加者は鬼ケ城交流ハイキング22名、遭難対策講習会125名で昨年度比111%と増えました。会員のレベルアップのために、県連や四国ブロックの仲間たちとの交流を通して学びながら切磋琢磨出来る場となつています。

3.登山時報の普及

 県連での購読部数は’13年度60部、’14年度69部と増えました。登山時報は月報で全国の山の会の情報を掲載しています。山の会や登山家の紹介の他、登山に関係する講座や内外の登山活動の記事等が連載されています。登山を愛好する初心者からべテランまで「読んで役に立つ参考書」として活用されています。

4.HP等を通じての会員拡大

 インターネットが普及し、若い人にとってはHPやブログは情報社会の主流となつています。県連でHPを立ち上げている会は善通寺、塩飽、さかいでの二つです。県連のHPも秋まで機能していましたが、現在閲覧不能となっておりいち早く復旧が望まれます。
 一般登山愛好者の中には、山の会が「アルパインの集団」のような敷居の高い存在と思われている人も少なくありません。山の会を知ってもらうために、「会の規約」や「新特別基金のパンフレット」が解りやすく大いに宣伝して新入会員の入会を促進して行きたいと思います。