第5回香川県女性交流登山

第5回香川県女性交流登山「志保山から稲積山縦走」
さかいで山の会 末包美栄子
*日程   平成29年10月22日(日)
*目標   女性会員の親睦、スキルアップ
*参加者  塩飽山の会   7名
あけぼの山の会 5名
さかいで山の会 4名
善通寺山の会  4名
計20名
*参加費用 なし

【概要報告】
今年の女性交流登山は、日帰り山行「志保山から稲積山縦走」と稲積神社にて講習会をしようと計画していた。台風21号接近の為、山行は中止として豊中不動の滝コミュニティーセンターに於いて9時~12時3SABCDEの勉強会のみ実施することになった。

【報告】
10月22日(日)雨
豊中不動の滝コミュニティーセンター 9時~12時30分
12時40分 解散
第5回女性交流登山、5月から準備会を重ねて下見にも行き、読図の場所確認も行った。県外からも4名の参加申し込みがあり、総勢29名を3班に班分けしていた。
ところが、大型台風21号発生、毎日台風進路予想を睨む‼ 悪戯にも近付いてくる。
山行は中止しても勉強会だけはしようと豊中不動の滝コミュニティーセンターを手配し、講師にも午前中に時間変更をお願いした。当日は早朝から警報まで出て悪天候だった。
危急時対応3SABCDEの講師に香川県山岳救助隊隊長の佐藤孝雄氏、国内山岳看護師の大原寛美氏。初めに佐藤隊長から、危急時の行動原則、基礎知識などの講義があった。
続いて、佐藤氏と大原氏による3SABCDEの実演をまじえての説明を受けた。
その後、二人一組となり3S(自分と仲間の安全確保,状況確認、傷病者の安全確保)A(気道確保)B(呼吸確認)C(循環の確認)D(障害を探す)E(傷病者を寒さなどから避ける)の実習をした。
実習の内容は初めての体験することがほとんどだった。その中で特に勉強になったのは、
・自分の安全確保をしてから、行動すること。
・傷病者に関わるとき、頸椎損傷を想定し意識があっても無くても正面から声かけし、自分は〇〇だと名のり、了解を得ること。
・受傷箇所を手で触りながら見つけていく時の声のかけ方と力の入れ方
・低体温症時の保温の仕方と体温を逃がさないラッピングの方法 などだった。
万が一事故が起こってしまった時、迅速に危急時対応の行動できるように一度覚えたからと満足せずに繰り返し練習しておくことが大切だと思った。半日だったが貴重な体験ができた。ぜひ、会に持ち帰り皆でロールプレイして習得していきたい。

講義の様子

実習の様子